市販のシャンプーを久しぶりに使った結果
謹賀新年。
今年も宜しくお願い致します。
さて、久しぶりに実家に帰りまして、お風呂に入ってみると、シャンプーやボディーソープなどは全て薬局で売っているようないわゆる【市販の】物ばかりでした…
ヘアケアのプロとして、「両親には良いシャンプーを使わせたい」というポリシーはあったので、実家に帰る度にヘアケアアイテムをお土産に持っていってはいましたが、そこはあなどるなかれ消耗品。
そりゃー時間が経てば無くなります。
(そういえば最近帰って無かったなー(´-`).。oO)
なんて反省しつつ…
田舎の人間だし、無くなったらそこら辺で買うのが普通だよなーと、ふと湯船に浸かりながら考えていました。
自分が普段使っているシャンプー
そんな自分は何を使っているかというと、一応これでも美容師なので…
使用感をお客様にリアルにお伝えする為にも、サロンで取り扱っているありとあらゆる製品を使っています。
・Aujua
・Kerastase
・THEO
・Villa Lodola
は当店で扱っているので、この中から更にブランドごとの各ラインを満遍なく使っています。
特にAujuaは自身が開発に携わったアイテムもあるので、愛着があります。
(Aujua最高峰の頭皮ケアシリーズの【OATHENAMオーセナム】宜しくお願いしまーす!)
他にも話題のブランドなどがあれば積極的に使用します。
家以外でもジムやサウナに行くときはミニボトルが活躍するので、ミニサイズがあるブランドは試しやすいですね。
意識高い訳でも女子力高い訳でもないのですが、これは前述の通りプロとして当たり前な事なのです。
ただ、そこら辺の女の子より髪の毛が良い匂いという自信がある事だけはこの場を借りてお伝えしときましょう。
そこで気付いた事が
今回、実家に帰っていざ頭を洗うという時に
「市販のシャンプーを使うのがものすごく久しぶり!」
という事に気付きました。
なんせここ数年、美容室で取り扱っている様な
質のいい
お高めな
高級な
ラグジュアリーな
LUXURYな
シャンプーしか使ってなかったもので(エヘッ)
久しぶりに石油系界面活性剤とシリコンたっぷりなアイツと再会です。
背徳感と、罪悪感、そして若干のワクワク感でポンプをプッシュします。
んーこの合成香料たっぷりのケミカルな香り、懐かしいです。
初恋のあの甘酸っぱい思い出が頭をよぎりはしませんでしたが。
そしてこの泡立ちのレスポンスの良さ。
MOKOMOKOです。
久しぶりの再会に舞い上がっていたのも束の間、お別れの時です。
あの悲しみと共に洗い流します。
流石は石油系界面活性剤、洗い上がりサッパリです。
実はこのサッパリ感、意外と好きです。
そしてお後はコンディショナー。
そういえばコンディショナーという物自体、プロユース製品には存在しません。
プロユースではトリートメントしか有りません。
「もう後戻りは出来ない」
そんな思いで、再びポンプをプッシュします。
質の良いアミノ酸ばかり補給してきたこのエレガントな髪に、シロキサンやシクロメチコンやジメチコンをたっぷり注入したところで、いよいよ本当のお別れの時です。
流します。(後は省略)
乾かしてみる
いつもはリュミエリーナ社が誇る最高傑作「ヘアビューザー」で髪を乾かしているのですが、今回は流石にドライヤーは持ち合わせてなかったので、おそらくそこら辺のホームセンターで¥2000位で買ってきたであろう小さい折り畳めるドライヤーで仕方なく乾かします。
ヘアビューザーが気になる!そんなアナタはこちらをご覧下さい↓
乾かし終わり、乾いた後の手触りを確認してみます…
アレッ!?すごく良い!!
シャンプーを流した辺りから薄々気づいていましたが、手触り抜群。
これがパブリック製品の恐ろしいところです。
所感として
市販のシャンプーのデメリットは、ネットで検索すると腐るほど出てくるので、あえてここで詳しく掘り下げませんが、確かに最初の使用感は良いものが多いのが事実だと思います。
しかし、
使用し続けると
何かしらの問題が出てくるケースが多いのも事実です。
自身の経験で言うと、洗浄力の強い界面活性剤が使われたパブリック製品を使っていた時期があったのですが、ずっと使い続けた結果、どんどん枝毛が増えて手触りもギシギシになっていった経験がありました。
ネガキャンっぽくなるのでこの辺にしたとしても、田舎暮らしの私の両親のように、美容や髪に対するアンテナがそこまで高くない方にとっては、手軽に買えてそこそこの使用感のあるパブリック製品には充分な価値があると思います。
プロユース製品の価値
これこそが本質ですが、パブリック製品に出来ない事が出来るのがプロユース製品。
もちろんプロユース製品はお値段もLUXURYなモノが多いので、それ相応な価値を感じないと人は継続的に使おうとは思わないはず。
人それぞれ違う【美に対するアンテナ】
いかにアンテナが高くない人に価値を感じてもらえるか。
アンテナが高い人には、更に美への高みを見せ続けられるか。
カットやカラーなどの技術だけでなく、【ホームケア】でも髪に対する悩みを解消させれたり、更に自分の髪が好きになるようなアドバイスも美容師の大事な仕事だと考えています。
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